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『福島第一原発 真相と展望』

『福島第一原発 真相と展望』
アーニー・ガンダーセン著 岡崎玲子訳(集英社新書)

昨年、福島第一原発の1号機に続いて3号機が爆発したとき、テレビに登場する専門家と称する方々は誰一人として充分な説明ができなかった。現場を知らない人が火消し役として出てくるだけなので、イライラがつのるばかりであった。そんななか、本書の著者ガンダーセンのネット動画をみた。いち早くメルトダウンが起こった可能性があり、今後も予断ならない(特に4号機)ことを、原発の専門家として的確に述べていた。そして事故から約1年、タイムリーに本書が発刊された(2月22日発行)。エンジニアとして全米の原子炉の設計・建設・運用・廃炉に携わってきたガンダーセンは、いまの福島原発の状況を次のように述べている。
●1号機
水素爆発後、不安定に安定している。再臨界はないだろうが水素爆発の恐れは残っている。
●2号機
格納容器の内部で爆発が起きたため、格納容器の破損が最も深刻。再臨界の恐れあり。●3号機
使用済み核燃料プールで爆発(穏やかな即発臨界)が起きた。格納容器に漏洩があり、今後も水蒸気の放出が続く。
●4号機
プールに大量のの使用済み燃料棒が入っている。冷却機能が失われ、建屋が傾き、一触即発状態がいまなお続いている。地震その他で建屋が崩れたら大惨事に。4号機について以下本書よりひろうと…

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 耐震性を高めるために打つ手はありません。再び震度七が来ないことを祈るだけです。七は稀なので、確率は低いですが、東京の友人には四号機が崩れれば即座に逃げるよう助言しています。
 それは科学にとって未知の世界です。取り出して間もない、完全に近い炉心が入った使用済み核燃料プールで起きる火災を消し止める方法など、誰も研究すらしたことがないのです。事実上燃えるがままに任せるしかないのだとすれば、それは解決策などとは呼べません。
 大気圏で行われた歴代の核実験で放出された量を合わせたほどの放射性セシウムが、四号機のプールには眠っています。原子炉は原子爆弾よりはるかにたくさんの放射能を抱いているのです。四号機の使用済み核燃料プールは、今でも日本列島を物理的に分断する力を秘めています。
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以上「真相」を説明した後、本書は「展望」に移っていくが、読み進めていくと暗澹たる気持ちになっていく。ハッキリいって「展望」がないのである。アメリカで実際に廃炉処理の経験をもつガンダーセンでさえ、福島第一原発のあの状態から使用済み燃料棒を取り出すグッドアイデアが見出せないでいる。廃炉処理の経験がない日本の技術者にとって、事故処理はほとんど空想の領域だ。

事故から1年経ったいまなお予断を許さない状況に変わりはなく、パイプがつまっただの温度計が壊れただの、日々、事故報道が絶えない。メルトスルーの状態を遠隔カメラでも確認できていない。他に原発推進町長が議員に越前ガニを暮れに届けていたとか、町長の親族会社が原発工事を請け負っていたとか、原発ムラの天下りとか、大手企業が大阪に本社機能を移すとか、そんなニュースが続いている。
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